夏。蒸し暑くて寝苦しい夜。窓の外からは蝉の鳴き声が途切れなく続き、涼を求めてエアコンをかけてもどこか落ち着かない。そんな季節は、昔から「怖い話」がよく似合う。
今回は、そんな夏の夜に聞くと背筋が凍る、リアルな怖い話をお届けしたい。あなたが今夜、眠れなくなっても責任は取れないので覚悟して読んでほしい。
1. 夜の公園で消えた少女
夏休みのある日のこと。高校生のユウタは、友人たちと夜の公園で肝試しをすることになった。街灯もまばらなその公園は、昔から心霊スポットとして有名で、夜は人がほとんど来ない。
夜10時。肝試しが始まると、ユウタは「おばけ役」の少女ミカと一緒に行動することになった。二人で暗い木々の間を歩いていると、突然ミカが「ちょっとトイレに行ってくる」と言って消えた。
ユウタは最初、彼女がふざけているだけだと思ったが、10分、20分経っても戻らない。心配になって探し回ったが、どこにもミカの姿はなかった。
次の日、ミカは学校に来なかった。友人に聞くと、彼女はその公園近くの古いトイレで、何年も前に行方不明になっていた少女と同じ名前だということが判明した。
2. 蝉の声が消えた夜
別の話だが、夏のある夜、僕の友人が体験した話を紹介しよう。
その日はいつも通り、窓を開けて寝ていた。夜中にふと目が覚めると、いつもはうるさいほど鳴いている蝉の声が、まったく聞こえなくなっていた。
不思議に思って窓の外を覗くと、暗闇の中で無数の蝉が一斉に止まっているように見えた。その瞬間、友人の背筋が凍る。
蝉たちの鳴き声が一斉に消えたのは、その時が「何か」が訪れた合図だったのだと、後になって気づいたという。
3. 田舎の避暑地で見た影
夏休みに田舎の祖父母の家に帰省したときの話。
夜、涼みに縁側に座っていると、遠くの山道に黒い人影が見えた。誰かが歩いているのかと思い、しばらく観察していると、その影は全く動かずにじっとしていた。
不気味に思い家の中に戻ったが、祖母に話すと「その山道には昔、夜になると現れる幽霊がいる」と言われた。好奇心に負けて翌日そこへ行ってみると、そこは昔事故があった場所で、今でも事故の犠牲者の霊が彷徨っていると言われていた。
4. 夏祭りの夜に消えた子供
夏祭りの夜、人混みの中で兄弟がはぐれてしまった話。
小学生の兄と妹は、屋台を楽しみながら歩いていた。しかし、妹がふと目を離した隙に兄が消えてしまった。必死に探したが見つからず、結局警察に通報。
後日、兄は祭りの会場近くの森の中で無事発見されたが、その時の兄は「誰もいない場所を歩いていた」と言い、祭りの喧騒が嘘のように静まり返った場所を彷徨っていたという。
5. 夏の夜、隣の部屋から聞こえた声
最後に、自分が体験した話を少し。
夏のある夜、隣の部屋から子供の笑い声が聞こえてきた。だが、その部屋は数ヶ月前から空き部屋のままだった。
最初は気のせいかと思ったが、翌日もまた、その翌日も続けて聞こえる。勇気を出して隣の部屋に入ってみたが、誰もいなかった。
その後、大家さんに聞くと、その部屋に昔住んでいた家族が事故で亡くなっており、子供の霊がまだそこにいるのかもしれないと言われた。
まとめ
夏は心も体も開放的になる季節だからこそ、ふとした瞬間に「怖さ」が増すのかもしれない。夜の蝉時雨や、田舎の山道、夏祭りの喧騒の裏には、見えないものが潜んでいる。
もしこの話を読んで、夏の夜に少しでも背筋が寒くなったなら、それはきっとあなたが夏の怖さを感じ取った証拠だ。
怖い話はあくまでも話の世界だけにして、どうか涼しい夏の夜を過ごしてほしい。
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